合体で変形なおすすめアニメランキング 16

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの合体で変形な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月13日の時点で一番の合体で変形なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.2 1 合体で変形なアニメランキング1位
創聖のアクエリオン(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (859)
4598人が棚に入れました
1万2千年前の大戦の末に封印された人類の天敵「堕天翅」が、気候の大異変によって復活し、 人類はこれと再び戦うために、「創聖の書」に記された伝説の機械天使「アクエリオン」を発掘する。
これを運用する地球再生機構「ディーバ」は、アクエリオンを動かすために、特に鋭敏な五感や純真な魂を持つ10代半ばの少年少女たちをパイロットとして集め、その中に、1万2千年前に堕天翅でありながらアクエリオンを操り人類に味方した伝説の戦士「太陽の翼」再臨の予言を受けた少年・アポロも加わる。
だが、アポロは本当に太陽の翼なのか? 太陽の翼を巡る1万2千年前の因縁とは? そして次に滅びるのは堕天翅か、人類か…。
今まさに「機械天使アクエリオン」の合体するときが来た!!

声優・キャラクター
寺島拓篤、かかずゆみ、杉田智和、小野坂昌也、小林沙苗、佐藤ひろ美、日笠山亜美、阪口大助、朴璐美、石塚運昇、玉川砂記子、飛田展男、森川智之、兵藤まこ、青森伸

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャッチコピーは「あなたと合体したい」。

この作品はオリジナルアニメなのですが、パチンコ機になったりオープニングが人気になったりと、言わずと知れた超が付くほどの有名な作品です。
ですが、今まで未視聴でした・・・ロボットものにあまり興味が無かった時の名残です^^;
今回2015年に「アクエリオンロゴス」が放送されることを知り、今回の視聴に至りました^^

放送は2005年と今から10年も前になるのですが、その古さを全く感じさせない出来映えの作品だったと思います。

物語の舞台は人間が環境を大きく変えてしまった事により堕天使が人類の敵として復活した地球・・・
人間と堕天使の争いはこれが初めてではなく、1万2千年前にも同じ様な事態が起こりました。
その時には、人間のセリアンと恋に落ちた強大な力を持つ堕天使アポロニアスが、人間の味方に付き堕天使を退けるのですが・・・その争いの最中セリアンを救うためアポロニアスが自らの翅を失うという、大きな代償を支払わなければなりませんでした。

そして1万2千年後の現代・・・堕天使と互角に戦うにはアポロニアスの生まれ変わりの力が必要なのですが、人間側にはその力をまだ手に入れていませんでした。
そんな中、預言者であるリーナが「太陽の翼」アポロニウスの生まれ変わりを予知し、能力者であるピエール、シルヴィアが一人の少年を探しに行きアポロと出会い・・・物語が動いていきます。

・・・正直こんなに面白い作品だったとは思ってもいませんでした(制作に携わった方々・・・申し訳ありません)^^;
これはもっと早くに見るべき作品だったと思います。

生まれも育ちも違う人間が同じ目的を共有するために集う・・・
でも、これまで生きていく上で身につけてきた習慣や価値観はバラバラなので、うまくいかずに衝突します。
話し合いで解決・・・できれば一番良いのですが、自分の生命が危険にさらされるリスクが大きければ大きいほど平和的な解決は難しいのだと思います・・・
時には窮地に追い込まれたり、信じていた人の存外な反応に絶望を感じる事もあるでしょう・・・
また時には自分を抑えられなくなり、人を傷つけてしまうこともあるかもしれません・・・

それでも、この作品では「どんな事があっても自分の居場所や存在価値を決めるのは己自身」ということと、「目の前の障壁を乗り越えられればお互いの理解が深まり、心を通わせる事ができる」という一貫した方向性が打ち出されています。
それらがしっかり練られたストーリーと、思わず息を呑むような躍動感と颯爽感溢れるロボットのバトル・・・
そして、これらが不動GENの禅問答と預言者リーナのつぶやきが絡み合って激アツな展開に発展していくんです^^
加えて作画は10年前とは思えないほど綺麗・・・これが面白くない筈がありません(あくまで個人的見解です)

また、登場人物においては主人公アポロとライバル関係にあるシリウス・・・ヒロインのシルヴィアにムードメーカー的存在のピエール・・・登場人物はそんなに多くありませんし、キャラの立ち位置もしっかりしているので、キャラが分からなくなるような事もありませんでした。
私の推しは・・・やっぱヒロインのシルヴィアですかね^^;
彼女は物語の中で立場上、何度も狭間で苦悩するのですが、自分で考えて乗り越えて・・・答えを導いていく過程は見ていて好感が持てたので・・・^^;
何かとミステリアスなリーナの存在も気になっていましたけれど(//∇//)

人間は地球を守れるのか・・・もし守れるならどの様に守っていくのか・・・
きっと想像し得ない展開が待っていると思います^^
もし気になる方は是非本編をご覧下さい♪

オープニングテーマ
AKINOさんの「創聖のアクエリオン」「Go Tight!」
エンディングテーマ
牧野由依さんの「オムナ マグニ」
AKINOさんの「荒野のヒース」(第14話のみ)
Gabriela Robinさんの「Celiane」(第25話のみ)
「創聖のアクエリオン」は惹きつける力の大きい曲ですね^^
人気があるのも納得です。特にサビに入ってからのアニメとの一体感が半端ありません・・・特にシルヴィアの軽やかな動きには毎回釘付けでした(//∇//)
エンディングは牧野さんの「オムナ マグニ」が幻想的で気に入りました^^
これ以外の挿入歌にも良曲がたくさんあります。
KINOさんの「プライド〜嘆きの旅」は特にお気に入りです。
この曲は劣勢だった展開を覆すタイミングで流れるのですが、絶妙な入りに思わず鳥肌です^^;

2クール全26話の作品です。
最初から最後まで中だるみを感じることなく一気に視聴できた作品でした。
引き続き、続編を視聴したいと思います♪

投稿 : 2025/03/08
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作はパチンコ、、、ではない(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
2000年以降で、「OPを聴いたことある人 > アニメを観たことある人」の差が一番のアニメは、これなんじゃないかと思います(笑)

ジャンルは、ロボアニメ。キャッチコピーは「あなたと合体したい」。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

柚稀 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

8千年過ぎたあたりから恋しさが増してくる、1万2千年の愛の記憶…

2005年のこのアニメ。
当時アニメをお休みしていた僕でさえも知っているこのOP、
『創聖のアクエリオン』
♪♪いちまんねんとにせんねんまえから、あ・い・し・て・るぅ~♪♪ヽ(゚◇゚ )ノヽ( ゚◇゚)ノ

はて、この有名な楽曲を携えたこのアニメはどんなお話なのか!?と蓋を開けてみれば…

そ、そこには…!?

-とりあえず、そこらじゅう【合体】だらけですw
そしてその【合体】とやらは、えらく気持ちイイ♪ものなんだそうでwww

「何、これ…!?気持ちいい…!!」だの、
「激しい…っ!!」だの、
「ちょっといいかも~…♪」と
(特にシルヴィアのお声が激しいw)
ここだけ抜き出したらもはや何のアニメだかわかりません!!w
щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!

そのせいなのかどうなのか、【合体依存症】なる病まで発生!!w
症状:僕はとりあえず繋がりたくてしょうがないんだ…(*ノノ)

むむっ…Σ(・ω・ノ)ノこれはなんと恐ろしい病じゃ…w
(´Д`|||)

-12000年の時を経て復活した【堕天翅:だてんし】と
合体ロボ【アクエリオン】を擁する人類との戦い-

【堕天翅】と人類には12000年の長きに渡る
“因縁”と“憎しみ”、“哀しみ”
そして深い“愛の記憶”があった-

真相に辿り着くまでの道のりは遠くw
コスプレとか、ダイエット話に、夢の世界、地下迷路とか、
名言?迷言?だらけの司令官の不思議なトレーンニグが目白押しですわw(゜-゜)ソレ…ナンノヤクニタツノ??

【アクエリオン】は3つの機体で構成されていて、
合体時に頭の部分になった機体により見た目も機能も変わるという、1つのカタチにこだわらない斬新さがひかりますな♪

必殺技も頭になった機体と操縦者により変化して、
操縦者の能力を存分に技に込めている(時にはコンプレックスさえも技に生きてくるという)…が、
これまたあまりに斬新すぎる…というか、

戦い中に笑いさえも生まれてくる“ネーミング”と“攻撃”…w

『哀天使剣』よみ:哀しみのエンジェルソードw
『不幸断絶拳』とかw
たくさんあるので実際に目にしていただきたい…ヾ(;´▽`A``

君らセンスがすごいよ~wな技の数々を!!(/▽\)

なんだかんだで楽しませていただきやしたw

にしてもなんで12000年?
…キリよく1万年ではダメだったのかねw

投稿 : 2025/03/08
♥ : 20

70.4 2 合体で変形なアニメランキング2位
無敵超人ザンボット3(TVアニメ動画)

1977年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (87)
352人が棚に入れました
富野由悠季(当時は“喜幸”)監督の手がけた異色のロボットアニメ。後の「機動戦士ガンダム」へと続く、リアルロボットものへの先駆けになったリアルな作劇が支持される。やんちゃな少年・勝平を始めとした神ファミリーの祖先は異星人であり、彼らには地球を襲う凶悪な敵ガイゾックに対抗できる超メカニックが受け継がれていた。それを操り人々を守る勝平だが、その戦いを眺める民衆の視線は冷たかった…。

声優・キャラクター
大山のぶ代、森功至、松尾佳子、永井一郎、川島千代子、鳳芳野、古川登志夫、渡部猛、島田彰
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トラウマと言えばこれ

<2017/10/28初レビュー>
富野由悠季監督作品。
キャラクターデザインは、ガンダム、クラッシャージョウ他で著名な安彦良和。
主役の声優さんはドラえもん。
となかなか豪華(?)な感じの"子供向け"アニメです。

子供の頃観ました。
確か、土曜の夕方5時。

その頃は子供向けロボットアニメ全盛でした。
ガンダムがまだ出る前。
アニメと言えば子供のもの。
ロボアニメも当然子供向け。
そんな時代です。

当時のロボアニメは毎週、敵が一体襲ってきて、主役ロボが撃退。
バトルでは街並み壊しまくりますが、翌週にはきれいに元どおり。
そしてまた敵と戦って壊す。
そんな主役ロボを街の人は絶賛。
それが当たり前のお約束でした。

このザンボット3も見始めた時はそうした勧善懲悪の水戸黄門のようなロボものだろうと。
更に、ロボもopテーマもそれまでのどのロボものよりもカッコ良い、と最初ものすごく期待してたのを今でも覚えています。

でもこの作品は違いました。

熱血小学生"神勝平"の操るザンボット3は幾度となく襲い来る敵を撃退していきます。
ところが壊された街は元に戻りません。
住む場所を失った人々は列を成して疎開していきます。
そんな街の人々は「敵はお前達を狙って攻めて来てるんだ。お前らは地球から出ていけ!」と主人公達に石を投げつけます。
そんな人々の中には仲の良いクラスメイト達もいました。

そして真骨頂は勝平のガールフレンド、あきの顛末です。
ネタバレレビューを読む

最終回はネタバレレビューを読むでした。ネタバレレビューを読む

アニメ観て鳥肌立つ、初めての経験でした。
いろいろと悪い意味で。

当時、これ観終えてからロボアニメ観るの数年やめました。
なのでガンダムもリアタイでは観てません。

この作品は私にとってのトラウマアニメです。

ですが、年を経て今となるとやっぱりもう一度観たいなー、という気持ちもあります。
でもこの作品なかなか再放送されないんですよね。

とか思ってたら、明日、BSで一挙放送やるそうです。
これは録画しないと!笑
と思ってレビューした次第です。

(おまけ)この作品、昔イタリアでも放送されてたそうです。イタリアサッカー界でレジェンド級のイケメンストライカー"ピッポ"フィリッポ・インザーギも観てたのだとか。

<2021/5/8 追記>
OP曲好きだったんですよ。
「(ザンザンザーザザン♪)
(ザンザンザーザザン♪)
(ザンザンザーザザン♪)
(ザンザンザーザザン♪)
ザンボット・スリー♪
ザンボット・スリー♪
ザンボット・スリー♪
ザンボット・スリー・GO!
愛と勇気と力とが静かに眠る海の底♪」

投稿 : 2025/03/08
♥ : 28

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これはすごい・・・

まぁ富野監督の作品である時点で覚悟していましたが、覚悟なんて意味なかったですね^^;
これはすごい・・・悲惨すぎる。
敵方の攻めは非常に機械的で残酷、そして合理的。
対して、攻められる人間側は一枚岩どころか既に崩壊している形。
そんな中少年達が地球を守るために戦う訳ですが、今回監督が重きを置いているのは主人公達よりその周りにいる自分たちは関係がないと思っている他者達です。
主人公達はちょっと調子に乗りながら必死に戦うのですが、周りは今自分たちが酷い目に会っているのはお前たちがいるから、もしくは戦うからだと糾弾してきます。
これはいろいろ設定があるからというのもあるのですが、今は省略させてもらいます^^;
が、正直あまりにも理不尽で見てられないぐらいでした。
それに既にタグにもありましたが、人間爆弾。いくらなんでもやりすぎです。
少年が主人公の話でこれはない^^;
エグさ、これで言ったらアニメでも屈指です。精神的な意味でです。
なにを考えていたのか分かりませんが、どう考えても一般受けしないでしょう。ラストも非常に嫌な感じです。綺麗に終わらそうとしているのが余計にです。
ともかく、人にはおすすめできません。
ですが、確実に記憶に残る一作となりました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

柴犬→柴猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サンライズが世に送り出したとてもとても複雑な作品

【視聴メモ】
『リアルロボットアニメの原点』
私が手にしたDVD-BOXの帯にそう書かれていた。
本当にそうだろうか?
よく分からない素材で出来た、よく分からない原理で動く巨大ロボ。
3機の変形合体。
技の名前を言って使われる武器。
どこからどう見てもこれはスーパーロボットアニメだ。
しかし一方で別の考えもある。
『ヒーローなのがスーパーロボ、兵器なのがリアルロボ』
私がロボアニメを仕分けする際に第一に考えるのがこれだ。
ザンボット3は兵器ではないと考えているが、兵器のように扱われる場面があった。
またヒーローであると考えているが、群集の憎しみの対象でもあった。
となると単純明快なスーパーロボットアニメではないとも言える。
世界観はというと、これには全くリアリティがない。
しかし戦いにおける群集の心理や、人間爆弾という兵器の醜さには変なリアルさがある。
という訳でこれが当時小学生だった私にとって良く分からない作品だったのは無理もない。
だからトラウマになりようがなかった。
(当時の最大のトラウマは分かりやすく怖い『ガンバの冒険』のノロイだった)
『リアルロボットアニメの原点』
やはりこれについては素直に頷けない。
しかし単純明快からより複雑なストーリーへ。
この作品とボルテスVが作られた1977年が、
ロボットアニメにとって一歩前進した年であったことは間違いないようだ。

【各話評価:平均5.04点】
1→23
◎○◎◎☆○○○☆○☆○◎◎○☆☆☆◎◎◎☆☆

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

67.8 3 合体で変形なアニメランキング3位
機動戦士Vガンダム [ヴィクトリー](TVアニメ動画)

1993年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (356)
1662人が棚に入れました
宇宙世紀0153年、地球圏を統治している地球連邦政府は形骸化し、宇宙に存在する各サイドは連邦政府の統制を離れた独自の道を歩み始め、各地で紛争が勃発する「宇宙戦国時代」に突入していた。
そのなかでもサイド2に存在するザンスカール帝国はギロチンによる恐怖政治と、救済と慰謝を基調とするマリア主義を掲げて急激に民衆の支持を獲得し、地球に向けてベスパと呼ばれる帝国軍を派遣した。ベスパはヨーロッパの都市 ラゲーンを制圧下に置いた後、地球侵攻のための拠点とする。また、ザンスカール帝国への抵抗活動を続けている組織 リガ・ミリティアの構成員たちも、それに対抗してヨーロッパで散発的な抵抗を始める。
こうした中、ヨーロッパの都市 ウーイッグ近くに存在するカサレリア近辺にてパラグライダーを操っていた主人公の少年 ウッソ・エヴィンはベスパのMS(モビルスーツ) シャッコーとリガ・ミリティアに所属する小型戦闘機との戦闘に巻き込まれ、シャッコーに引っかかり取り付いた挙句、パイロットを引き摺り落としてMSを奪ってしまう。これを発端に、その後ウッソはリガ・ミリティアと共に、数奇な運命をたどることになる。

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

90年代のガンダムの中じゃ一番マシかな
でも自分の中では到底ファーストやZ,ZZより劣る
主人公が若すぎるのと、とんがったような生意気さが足り無い
むしろ甘えすぎ、ヒロインはこれまた問題児
一年戦争から74年後の設定だけど、MSが退化してる様にしか見えない

宇宙世紀の〆がコレじゃつまんないね

後からUCとか創りたくもなるよねぇ

投稿 : 2025/03/08
♥ : 28
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

あと"1Click"でガンプラ買うところだった・・・というわけでロボもの:第10弾

「宇宙世紀」のガンダムシリーズのなかでは
一番最後のエピソードにあたる作品です

とりあえず
宇宙世紀の括りで
手前のお話である「F91」まで視聴してからこの作品を観ました


観ていて一番に気になったのは
ガンダム作品でありながら
「ガンダム」という”名前”があまり出てこないこと

主人公の「ウッソ・エヴィン」君が搭乗する機体は
見るからに
まんま「ガンダム」なのですが
「ガンダム」って呼ばれてないのです

特に
機体を開発した
リガ・ミリティア(地球連邦軍)側での呼称はほとんど「ヴィクトリー」
(「Vガンダム」の”V”ってヴィクトリーの頭文字のことらしい)

たまに違う呼び名が出てきたと思ったら
「Vダッシュ」とか
「ヘキサ」とか
オプション強化型の呼び名だったり

「ガンダム」という名前がそもそも忘れ去られているのか?

しまいには
ネタバレレビューを読むみたいな
台詞まででてきたり

逆に相手の「ザンスカール帝国」側にとっては
「ガンダム」は忌々しい過去の記憶のように忌み嫌って
最初こそ「ガンダム」と呼んでいたのに
徐々に
「白いヤツ」や「(ガンダム)もどき」「ヴィクトリータイプ」になってしまって

私が記憶している限りでは
「ガンダム」っていう単語自体
10回くらいしか出てこなかったかも(かなりテキトーですよ)

でも
よくよく考えたら
なんか不自然ですよね

この物語の時代は
宇宙世紀では0153年

アムロ君が活躍していた「一年戦争」(0079年)の
74年後です

私たちのいる世界での74年前って言ったら
今が西暦2014年としたら
西暦1941年
昭和15年
太平洋戦争開戦の1年前です

太平洋戦争で活躍した有名な戦闘機といえば
そう
たいていの方は
「ゼロ戦」が思い浮かべられるはずです

戦艦だと「大和」あたりでしょうか

あの全人類の約半数を死に至らしめた
「一年戦争」や
後の「グリプス戦役」から「ネオ・ジオン抗争」
での「ガンダム」の活躍を考えれば
人々の記憶の中に
特に
地球連邦の人達には
「ガンダム」という名前は
記憶の中に強く刻まれているはず

なのに
「ガンダム」が名前もろとも
忘れさられてしまっている感じなのです

まあ
兵器モノアニメって
こんなものなのかな



つまらない疑問で
長々と書いてしまいました


さて
物語についてですが

この作品
視聴後に他のレビュアー様のレビューを
いろいろ
読ませていただいたのですが
一番多かったのは
ガンダムシリーズの中では
一番の
「鬱展開」であること・・・

同感です

激しく同意です^^

よかった
私もようやく人並みの感性が備わったのかな~
な~んて
感じるに至り改めて安堵しています^^

とにかく人がたくさん死にます
しかも
とても惨たらしい最期^^!(ちょっと言い方が変?)

でも
グロいとか
大量の流血シーンが盛りだくさん
といった
視覚的なものより
人の死に対するシチュエーションが
「鬱」な気分に拍車をかけている感じです

ギロチンによる斬首刑や
宇宙漂流刑といった
残酷な処刑方法

あるいは
家族や
恋人同士
尊敬する人や
憧れの人なんかが
目の前で悲惨な死を遂げたり

ビームサーベルで生身の人間が焼かれたり
首がヘルメットごと飛んでいったり
モビルスーツから放り出されて頭を強打したりで

なんだか
とことん
死の悲惨さを追及しているのでは・・・
と思ってしまうくらい

そして
見てられなかったのは
そんな死に至る状況が
ウッソ君(13歳)をはじめとする
子供たちの目の前で起きていること

なかでも
ウッソ君のお母さんのシーンは
とても直視できる状況ではありません

ぶっちゃけて言うと
ネタバレレビューを読む
ネタバレレビューを読む

下手なグロアニメより
よほど酷いものです

でも
そうは言いながらも
悲惨なお話ばかりというわけでもなく
子供たちのほのぼのとしたエピソードや
初心な恋愛なんかのお話があったり

戦闘シーンも・・・まずまず・・・かな?(後述)

ついでに
ネタバレレビューを読む

ストーリーの全体的な構成としては
そこそこバランスよくできていると感じました


さらに
もっと酷かった(?)のはメカ設定

ツッコミどころ・・・
と言うより
唖然とするメカキャラがてんこ盛り

ヘリコプターがモビルスーツに変形したり
(ビームシールド(盾)がローターになってる)

蜘蛛みたいなモビルスーツや(関節毎にパーツが分かれる)
竜みたいなもの(同上)
大きいタイヤに乗っかって動き回るもの
(タイヤが奪われたら奪った側もそのタイヤを再利用可能というスグレもの)

バイクみたいな巨大な戦艦が出てきて
ネタバレレビューを読む

新しいメカキャラが搭乗するたびに
ネタバレレビューを読む

でも
一番酷かったのは(酷いものばっかり^^!)
最初に出てきた
「ガンダム」(ヴィクトリー)ですね(怒

とにかく
いろいろな形に変形するわ
各部が引っ付いたり離れたりするわ

変形途中の形態でもなりふり構わずに
ビームを撃ったり
ビームサーベルで切り付けたりと
超反則技まで出るわ

「特攻をかける!」とか勇ましいこと言いながら
ちゃっかり
足のパーツだけ切り離して敵にぶつけるわで

なにやってるのか
さっぱりついていけない

なにより
気に入らなかったのは(生意気なこと書いてスイマセン)
その”おもちゃ”のようなデザイン

「そうか~ここから”AGE”に至るまでの悪夢が始まるのか~」って
いらん感心までしてしまうほど(AGEファンの方ごめんなさい)

ちなみに
その見事な変形とドッキングのシーンに魅了(?)されてしまって
「これガンプラってどんなつくりになってるんだろ?」って興味が湧き
ググって調べてみました

ブツは「バンダイ」の
「MG 1/100 LM312V04 Vガンダム Ver.Ka(限定クリアパーツ付き)」(まったく意味が分からん)
ある方のブログに組立て方の解説が詳しく書かれていたので拝見させていただきました

「すごい」の一言ですね
最近のガンプラは凝ってます
昔のガンプラ知らないので偉そうなこといえませんが

ちゃんと変形するし
ドッキングするし
ビームシールドやビームサーベルは透明の部品使って
それっぽくなってるし(これをクリアパーツっていうの?)

前述した
途中変形の形態や
腕部(トップ・リムというらしい)と頭部パーツがくっついた形態(トップ・ファイターというらしい)
脚部(ボトム・リム)と頭部パーツがくっついた形態(省略)なんかもできる・・・

って
書いてる私がよく分かっていません

細部まで忠実に再現されていて
まるで本物のようです(アニメだから本物もなにもないのですが)

正直
私も作ってみたくなりました~
Am○zo○で¥3,700・・・(ToT


総括して
「鬱」とか
メカキャラの酷評ばかり書いてしまいましたが
全体の仕上がりはとてもよくできていると感じました

ストーリーの構成も分かりやすくて
最初に書いたとおり
「宇宙世紀」最後のエピソードだけあって
時代の流れというか
世界観や設定の進化(一部で後退)が随所に見られる作品でした

投稿 : 2025/03/08
♥ : 27
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

《戦士の哀しみ》は無印やゼータよりもずっと上手に描けてる気がしました。

※2周目完了したのでレビューを更新します。
(個人評価を × 3.4 → ☆ 3.6 に改訂)

同じ富野監督のアナザー・ガンダム作品である∀の視聴と並行しながら、嫌々視聴していた前回と違って、今回は落ち着いてじっくり視聴してしていくことが出来、レビュータイトルに書いたような本作の美点にも気づくことが出来ました。

ただ、難点をいえば、やはり富野監督作品の常として、①やたらとシナリオがあっちこっち飛んでゴチャゴヤしてて、②敵も味方も上層部は自分の保身や味方を裏切って自分が成り上がることばかり考えてる食わせ者ぞろいで、③そのうえ、肝心なところで精神感応やオカルト現象が都合よく発生する等で、真面目にシナリオを追っていくのが途中で虚しくなってしまう感じは、やはりあると思います。

やはり今回も、しばらく前に2周目を終えた∀の方がずっと面白かったと思うので、両作とも未視聴の方は、∀の方を先に視聴して、本作の方は、そのあと“ついでに”視聴する程度で十分ではないでしょうか。


※以下は1周目時点の感想です。
ネタバレレビューを読む


◆視聴メモ
ネタバレレビューを読む


◆制作情報
ネタバレレビューを読む


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 機動戦士Vガンダム (1993年4月-1994年3月) =========

 - - OP「STAND UP TO THE VICTORY」、ED「WINNERS FOREVER」 - -
ネタバレレビューを読む

 - - - OP「DON'T STOP! CARRY ON!」、ED「もう一度TENDERNESS」 - - -
ネタバレレビューを読む
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)27、☆(並回)22、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

76.2 4 合体で変形なアニメランキング4位
SSSS.DYNAZENON(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (362)
1151人が棚に入れました
「SSSS.DYNAZENON」は、2019年12月14日(土)、15日(日)の2日間にわたって東京ドームシティで開催された「TSUBURAYA CONVENTION 2019」オープニングセレモニーにて、制作が決定したことが発表されていた、「円谷プロダクション」と「TRIGGER」がおくる完全新作アニメーション。2018年10月から放送された「SSSS.GRIDMAN」(グリッドマン)と同じく、原作を「グリッドマン」とし、監督は雨宮哲さん、脚本を長谷川圭一さん、キャラクターデザインを坂本勝さん、そして音楽を鷺巣詩郎さんが担当する。

声優・キャラクター
濱野大輝、榎木淳弥、若山詩音、梅原裕一郎、安済知佳、神谷浩史、内田雄馬、諏訪彩花、内山昂輝、伊瀬茉莉也、田所あずさ、小笠原仁、梶原岳人、土屋李央、遠野ひかる
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

怪獣使いって、なに?

TRIGGER×円谷プロ制作。

蓬は同級生の南夢芽と会う約束をするが、
約束の時間になってそこに現れたのは、
怪獣使いを名乗る謎の男ガウマであった。

グリッドマンのその良さは、
新条アカネの歪んだ破壊と創造の世界と、
裕太・六花たちの青春、日常風景にあった。
立ち上がりは王道ロボットアニメであり、
避難するはずの群衆が描けていないなど、
諸々の点が気になり書くことを躊躇ったが、
ここに来て物語が好みの展開へと動き始める。

やはりこのシリーズは日常パートが良い。
ネタバレレビューを読む

怪獣を育てるのは人の意志!?
なぜ怪獣は生まれてくるのか!?

それぞれの過去に起因する何か、
幾つかの曲線がどこかで交わるのでしょう。

最終話視聴追記。
世界の理の外側にいて、人の理解及ばぬ存在、
ネタバレレビューを読む
なるほどそうだったのかと頷きつつ、
選択を迫られた蓬の答えに一定の共感を覚える。
私としてはグリッドマンに軍配を上げますが、
こちらはこちらで見応えもあります。

非常に模範的なロボットアニメでしょう。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 43
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いつになれば どこに行けば

原作グリッドマン


『SSSS.』の冠とデザイン見た目。明らかにってやつですね。
ダイナゼノンとグリッドマン。たぶんどっちを先に観なきゃというのは無さげです。年替わり戦隊ものがそうであるように単品で楽しめる仕様。それでもグリッドマン観といたらそれはそれで楽しめます。

当方グリッドマンは視聴済み。
自宅に戻ってきた安心感みたいなのはさっそく第一話から。※一応隠します

1.ネタバレレビューを読む
2.ネタバレレビューを読む
3.ネタバレレビューを読む
4.ネタバレレビューを読む

低体温なトーンとそこはかとなく流れる不穏な空気はシリーズの特徴ですね。だがそれがいい。
基本的には特撮モノに敬意を払いつつ日常劇を見せるスタイルです。初代ウルトラマンよろしく三段階ズームで変身するシーンなんかまさにそう。自分は違いますがファンだとけっこう好きそう。
そのうえで元来は茶番と言える特撮モノの前半部分が極めて味わい深い。本丸であるヒーローVS怪獣に加え、彼らががちゃがちゃする手前/前座部分を面白いと感じると評価爆上がりする仕様です。
さあどう感じるでしょうか?

■イマイチなとこ

前はAパート“日常”Bパート“特撮的なもの”とわかりみが良かったのに今回はばらついてて見づらい。
それに土日朝に観るようなもんを平日深夜に観るわけで、低体温っぷりに油断すると眠くなります。

■良いところ

最終盤に物語が動いた前作と比較し、今回は途中からちょいちょい動きがあります。眠気に勝利すれば途中も楽しめるかも。キャラほぼ15歳前後と思春期の悩み・痛みが色濃く出ていて見応えありました。



※余談


■紀世彦→亜美→豊→だいぶ跳んで→世界観

尾崎姓のアーティストって夭折のあの人以降なかなか出てこなかったよね。偉大すぎたのだと思います。
というわけでゆたかの話。

ネタバレレビューを読む

彼女の同級生暦(CV梅原裕一郎)はその時代を境に色を失った人生を歩んでたりもして、ひょっとすると最後はなにかしらから卒業するみたいな展開を期待してました。

ネタバレレビューを読む

悪ノリが止まりません。


■愚考其の1:俺の考えた画期的結論

勝手に尾崎の世界観(紛らわしい)に浸ってたところへ不意打ち。

ネタバレレビューを読む


■愚考其の2:俺の考えた画期的結論アナザー

やっぱり尾崎というか“思春期”に戻ってみる。

ネタバレレビューを読む


なんというか…健全なドラマでした。
対怪獣バトルが霞んでます。それはそれで良かったのかは不明。



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.19 初稿
2022.05.19 修正

投稿 : 2025/03/08
♥ : 39
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

鬱屈した令和の現代人が変形合体

往年の実写特撮ヒーローを元ネタに展開する『GRIDMAN UNIVERSE』2作目の1クールTVアニメ。

【物語 4.0点】
特撮あるあるとして、予算の都合上、最後の派手なバトルシーンにソースを集約するため、
それまでは子供が見ても退屈な日常ドラマが延々と続くという構成が挙げられます。

本シリーズは、“退屈な日常”→対巨大怪獣バトルによる解放という各話構成でオマージュ。
それが作品テーマにもなっています。

私の場合、その“退屈な日常”とやらに、バトル以上に惹き付けられました。

『DYNAZENON』では退屈を越えて、鬱屈から情動を掘り起こす濃厚な人間ドラマが展開。

日常のキャラ心理とバトルのパフォーマンスが相互に影響し合うのは典型的な設定ですが、
決してロボで怪獣を殴った余勢を駆って日常の鬱憤も晴らす乱暴なプロットではない。
登場人物各々が知恵の輪みたいに割り切れない自分や仲間の心理としっかり向き合って前に進んでいく、綿密なシナリオが渋くて好感しました。
終盤の(※わりと重大なネタバレ)ネタバレレビューを読む

ただし、人間心理だけでなく、敵勢力「怪獣優生思想」もまた各メンバー信条がバラバラで割り切れないためか、
倒してもスッキリ感はもうひとつ。
そこは看板だけでも掴みやすい統一イメージがもっと欲しかったかもです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・TRIGGER

新設の“メカニックシークエンスディレクター”が巨大ロボの変形合体バンクを磨き上げる。
(上空に光の道を敷いてまで空中合体にこだわるエネルギーの無駄遣い感こそが様式美w)

車やビルがミニチュアと化しひっくり返るバトルシーンの迫力も相変わらず。
本作は怪獣VSロボの被害が消えない設定となっており、爪痕の描写も印象的。
大量の壊れたビニール傘が遺棄されたカットが妙に脳裏に焼き付いています。

日常の心理描写についても、顔は無表情が多いので読み辛いですが、演出には力が入っており上々。
ネタバレレビューを読む件などはゾクッとしました。


【キャラ 4.0点】
一応の主人公で怪獣使いのガウマ。
この現代社会では目立つ(浮きまくる)5000年来の熱血ヤンキー属性で、
高校生の蓬(よもぎ)&夢芽、ニートの暦+ちせ等、気だるげな現代人共を率いて、合体ロボ活動の中核を成す。
感情のもつれを引きずってやる気なくすは、ネタバレレビューを読む
頼りない現代人だけでは合体維持など無理ゲーですw

ガウマさんを裏切り者と罵る敵勢力「怪獣優生思想」の面々。
自力では怪獣を創造できず、破壊活動は怪獣の発生頼み。
怪獣の種である人間心理の情動にアンテナを張る中で、敵対する「ダイナゼノン」乗組員たちとも交流。
蓬たちの深層心理を引き出すトリガーともなる。
ネタバレレビューを読むがグダグダで結構好きw


前作とは直接の繋がりがない中で、シリーズファンにとってはネタバレレビューを読むとの再会が望外の喜び。
来年劇場公開予定の『グリッドマン ユニバース』でも作品世界を繋ぐキーキャラクターとなるのでしょうか?


【声優 4.5点】
ガウマ役の濱野 大輝さんが「怪獣優生思想」ジュウガ役の神谷 浩史さん辺りとやかましくイキり合ったりする他は、
地声寄りのアンニュイボイスによるゆる~い掛け合いが繰り広げられる。

が、無気力に見えて、現代社会の病理に鋭く斬り込んでいるのが本作の凄い所。
特に夢芽の姉の死因を探る中で、“イジメ”と“イジり”の中間の掴み所のないグレーゾーンを演技で再現したのは白眉。

最近の若者は感情表現が苦手なのではなく、
平坦ボイスで、杭を打たれないように包み隠して防衛しているのだ。

ある世代から下の人間と接したことがあれば、非常に心当たりのある演技をしてくる。
私が本作でバトルより日常シーンに惹かれた主要因。

蓬(よもぎ)役の榎木 淳弥さんが、
ネタバレレビューを読む演技も繊細でグッと来ました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は鷺巣 詩郎氏の続投。
“退屈な日常”から解放される怪獣VSロボバトルを音楽でも演出するため、
日常シーンでは基本BGMなし、バトルシーンでは勇壮な金管、コーラスで盛り上げるという極端な音響方針を貫く本シリーズ。
たまに挿入されるピアノの心情曲も良好なだけに贅沢な使い方だなとも(苦笑)

OP主題歌はオーイシマサヨシ「インパーフェクト」
バトルシーンの挿入歌としても映える明快なメロディに、
世界の憂鬱をひっくり返すなどと、核心を捉えた歌詞を乗せた優秀なアニソン。

ED主題歌は内田 真礼さんの「ストロボメモリー」
どんだけ低音域に沈んで俯くんだ?って位の歌い出しの“タメ”から、
高音域のサビへと疾走していく解放感が心地よい一曲。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 32

64.9 5 合体で変形なアニメランキング5位
ヴァンドレッド VANDREAD(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (137)
828人が棚に入れました
我々の住む太陽系から遠く離れた宙域の、とある銀河。そこでは、男性だけの惑星国家「タラーク」と、女性だけの船団国家「メジェール」と呼ばれる種族が長年の間、互いに敵対し、激しい星間戦争を続けていた。
ある日、タラークは士気の高揚と次の戦闘に備えて移民船「イカヅチ」を宇宙戦艦へと改造し、「蛮型撲撃機」と呼ばれる新兵器の模擬演習を兼ねて出撃する。
タラークの下層階級民のヒビキ・トカイ(主人公)はイカヅチにひょんなことから密航していたが、メジェールの海賊船の急襲を受け、戦闘に巻き込まれてしまう。タラークはイカヅチを放棄、自ら撃沈されることを決め、魚雷を発射。そのとき、動力源である『ペークシス・プラグマ』が暴走、海賊船、イカヅチもろともに別の星域に飛ばされてしまう。母星への帰還の旅を始めた彼らだったが、途中謎の敵の急襲を受ける。
そして明らかになる“刈り取り”という暗号作戦による謎の敵の侵攻が開始されているのだ。その危機を知らせるべく、敵対しているハズの男女の呉越同船とも言える融合船・「ニル・ヴァーナ」の母星への帰還の旅が始まるのだった…。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「マクロス愛・おぼ」に対するもう一つの回答 異“性”間コミニュケーション+CGロボットなSFアニメ

フルデジタルアニメーションが珍しかった当時、その映像美を毎週のテレビシリーズで堪能出来るというのは当時のオイラには興奮モノだった
だけど、アニメ全体のクオリティ水準が上がった今改めて観てみると、正直に現代の水準をギリギリクリアできるかな?という程度です;
過度な期待はしないのが良し(ちなみにHD制作ではありません)


この作品の見所は「マクロス愛・おぼ」を髣髴とさせる設定のリバイバルにありまして、往年SFファンにも萌えアニメファンにもお得な内容なのです


それっていうのは男だけが住む星と女だけが住む星が星間戦争してるっていうものなんですね
ほーら、「愛・おぼ」っぽいですよね?
もりたけしさんが監督ってのもあるんでしょうけどね
メカと美少女っていうもりさんの得意分野から上手く捻り出した設定や世界観がGJ


お互いを異星人って思い込んで何十年と戦いの歴史を繰り返してるんですよ、この異“性”人共はw
出てくる女の子達はかなり個性に富んだ面々なのですが、基本は宇宙海賊という職の子達なのでして強気っ子が多めです


そんで彼、彼女らは戦いの最中ワープみたいなのに巻き込まれてしまい見知らぬ星系へ飛ばされてしまうのですね
一つの宇宙船で故郷へ帰るため、一つ屋根の下で共同生活を始める男と女
あまりに互いを知らなすぎるが故に次々起こる(エロい)トラブル


そんなところに突如として正体不明の敵が出現し、乗組員の命が危機に晒される
ピンチを救ったのは男側の兵器と女側の兵器がワープみたいなものの影響を受けて変異し、偶然にも合体して完成したスーパーロボット「ヴァンドレッド」だった


かくして生きて故郷へ帰るため、男と女がいがみ合いながらも手を取り合う、謎と神秘とカルチャーショックに満ちた旅が始まる・・・


物語は全13話で第1期完とされ、そのままセカンドステージへと続いていきます

オイラのオススメはヒロインの一人・・・というよりはもう一人の主人公ともいうべき「メイア」にまつわるエピソード4~6話(通称メイア3部作)


あとサブタイトルにも注目していただきたいですね、あんなに次回は?とワクワクしたサブタイトルは初めてだった

投稿 : 2025/03/08
♥ : 14

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この素晴らしき世界・・・・

GONZO制作、もりたけし監督によるオリジナルアニメーション。
当時流行りだした3DCGをふんだんに用いたSFアニメです。

正直、当時本作以外ののCGアニメーションは見れたものではありませんでした。背景はセル画なのに動くキャラやロボはガチガチのCG。止め絵の上で滑らかさの欠片もない動き。黎明期であったとはいえ、酷かったの一言です。
そんな中で登場した本作とGONZO。"見るに耐える"CGアニメーションを制作した功績は非常に大きく、デジタルアニメの道標的存在だったと思います。

宇宙人さんことヒビキ・トカイとディータ・リーベライの第三種接近遭遇。いいですね~。往年のUFO映画を彷彿とさせます。二人の出会いが"男女"の出会い。現代よりはるか先の未来を描いているのに、それぞれが閉じた世界で生きてきたことによる自分以外の性に対する興味と偏見。まさか性差で表現されようとは想像もできず、なかなかに面白かったです。

各女性キャラもテンプレ集団でしたが「男を知らない、男に興味のある」女性として、それぞれのキャラに合わせたヒビキへのアプローチは見ものです。私のお気に入りは・・・・・・・・・・・・・・・わかっているとは思いますがやっぱりメイアですお!!!!!!!!!!

What a Wonderful World・・・・・・・
ルイ・アームストロング氏の世界的超スーパーエクセレント名曲(色々被っていると詩○先輩に指摘されそうですが・・・)。彼のハスキー声と本曲とメイア回のエピローグ。あまりにもマッチしすぎて、呆然とします。メイアの心の雪解けをあらわす至高の描写で、本作の視聴継続を決定づける重要なストーリーでした。

本作のテーマはSecond stage以降で評価すべきところなのでしょうが、どちらも視聴済みなのでイロがついています。しかし初期のGONZOの代表作であることは間違いありません。SFファンの方にはオススメの逸品ですね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

ガルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

男と女

男と女ってのは

いつまでたっても

完全に分かり合う事がないんだなぁ

ってのを

宇宙規模で再現してありました

それでも合体するので

なんか変にリアルだなぁと思いました

凄く面白かったです

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

65.1 6 合体で変形なアニメランキング6位
ヴァンドレッドthe Second Stage(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (104)
557人が棚に入れました
故郷であるタラークとメジェールに刈り取りの危機が迫っていることを知ったニル・ヴァーナの乗員達。
彼らは危機を救うため、故郷への旅を急ぐ。途中、回収した脱出ポッドの中には奔放な少女「ミスティ」がコールドスリープしていた。彼女の乗っていたポッドに隠されていたメッセージにより、明らかになる驚くべき地球の現状と刈り取りの真実。そしてニル・ヴァーナの心臓部である青いペークシスとは全く別の、「負の感情」にリンクしている赤いペークシスが地球にあることを知る。戦闘を重ねるごとに攻撃力を挙げていく敵の前に、本当の戦いはこれからだったことに気づくヒビキ達。
ますます熾烈を極める敵の猛攻に、ヴァンドレッドはいよいよ最終形態へ!?はたして彼らは故郷を救えるのだろうか…そして地球人の本当の目的は…!?

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とにかく3話! 寝ても覚めても3話! この3話がオイラをいまだにヴァンドレッドに縛り付ける!

第1期から直接の続編ということで新キャラクターや新兵器も登場の第2期


前作では明かされなかったヒビキの出生の秘密、BCの不可解な行動の真相、「刈り取り」作戦を決行した敵の正体・・・
完結へ向けて物語が動きます


今となってはそれほど突出した出来の作品では無いのですが、やはりオイラにとっては心揺さぶられた「第3話」の存在から思い出深い作品になってます


ニルヴァーナの男三人の内の一人、バート
ヒビキと同等かそれ以上のヘタレで、都合が悪くなるとすぐに保身に走る情けない存在だった彼


そんな彼がシャーリーという一人の少女と出会ったことで人間的成長を経る
彼女の星の住民は皆、生まれながらにして病を抱えている
シャーリーもまた重い病に冒されていた


バートはシャーリーを励まそうと、旅の武勇伝を聞かせる
そんなバートの話を素直に喜んで聞くシャーリー
いつしかシャーリーはバートにとっての大切な人になっていく・・・


脚本 高橋ナツコ
絵コンテ もりたけし
演出 加藤敏幸
作画監督 香川久


シリーズ最高の傑作回です

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

変な設定入れなきゃよかったんじゃない?

2期では、色々経験をして学び成長する主人公や周りの人の姿が描かれており
絆や人の温もり、人とはどうあるべきか、強さとは何か
そういった物をを題材にしているように思いました。

けど、設定が崩壊してないか・・・?@w@
上手く言えないけど設定から考えると、リアクションがおかしいように思う。
 
女は男の肝を食う化物と教え込まれてきて、それは違うと分かったけど
互いに実際の異性を見るのは初めてって状態から始まった物語で
男と女の関係や繁殖行為、そらに付随する行為に対しては、
無知な設定なのに、なぜ恥じらいが生じたりするのか
なぜ、あぁいったリアクションになるのか・・・。
本能的に深層心理で反応しているとするにしても、どこかおかしい。
逆に本能的に恥ずかしいと感じるべき部分で恥ずかしがらなかったりもした。
 
なので観ていて「なんで?」と首をかしげる事がしばしばあり
その他の部分でも、ちょいちょい「ん?@w@」ってなる部分があったので
環境下における心理構造部分で設定に違和感が感じられて、しっくりこない。
原作者は理解出来てないんじゃないか?と疑うほど、設定が中途半端に感じれて
煮詰め切れていないんじゃないかと思いました。
そして、俺の頭の中ではドラゴンボールの孫悟空が思い浮かび
やっぱなんか違う・・・と感じました^^;

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

YOSIMIX さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セカンドになってだいぶ面白みが良くなった。

最終的には良くある展開、そう思われがちではあるものの、
ファーストを観ている人からすれば、ちょっとした哲学的な
名言やら、えっ!まさか主要キャラとも思われるこの人が…
という驚きも増えた演出とシナリオ展開。その辺の見所など
色々な面で成長の過程が観られて面白くなっている。

ベタな作品ほど、他の作品と何処が違うのか、どう面白いの
かを考えて観る場合も多いが、素直にシナリオを楽しみ物語
の行く末を観る事だけを終始考えて観ていればそう悪くはな
い仕上がりである。また、前作を観た上で最終的な完成度を
観れば、なかなか面白くなってきている。

ツッコミ所こそ多いが、しっかりとキャラの個性や口癖など
引き継がれつつ、新しいキャラや惑星の登場もさりげなくあ
り、セカンドには新たなシナリオになった展開の流れも存在
していて、見応えはある。
ただし、やはりベタな展開になるため、その辺を踏まえてか
ら観るようにするのが吉、そんな気もしないでもない^^;

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

68.5 7 合体で変形なアニメランキング7位
真ゲッターロボ 世界最後の日(OVA)

1999年2月25日
★★★★☆ 3.9 (87)
434人が棚に入れました
宇宙生物インベーダーとの戦いはゲッターロボの活躍で終結した。それから3年後…倒されたはずのインベーダーが地球圏に再度出現。さらに、ゲッターロボ開発者であり、流竜馬(実際は神隼人)によって殺害されたはずの早乙女博士が復活。ゲッタードラゴン軍団を率いて、人類に反旗を翻す。これに対し、解散していたゲッターチームのメンバーが、そして、早乙女殺しの罪で投獄されていた竜馬が、早乙女に立ち向かう。
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イントロで完全燃焼させるHEATSというアニソン

スパロボ常連で御三家のゲッターですが、実はハッキリ見た事はなかったのでこの際と思い視聴してみる事にしました。
一言で紹介すると、3人のパイロットで3種の変形合体が可能な、ゲッター線という謎動力で動くゲッターロボとインベーダーと言う宇宙生物との戦いを描くスーパーロボット系SFですね。
とりあえずあらすじから追って説明していこうかと思ったものの。
実は最後まで見た私にも、大筋はわかるものの細かい部分はあんまりわかってないんですよねw(ネタバレレビューを読む とかもよくわかってないですし
絵的なダイナミックさで魅せる作風なので、大雑把でも何とかなるかなとは思ったんですが…。序盤あたりで撒いた伏線で回収しきれずってところがあり、しっくりこない感じはありましたね。
決して、いい加減に作られてる感じではないと思うのですが。(漫画とか、他アニメシリーズの知識が必要なのかもしれません。そこは詳しくないので何とも言えませんね。

wikiで調べてみると、最初の数話今川監督がかかわっていたなんて話があったそうですね。
1話で恐ろしく細かい作画の変形合体があったのですが、この辺で監督が予算を投入しすぎて監督を下ろされてしまったのかもしれません。
まったくしょうがないですねこの人は(白目)。
ストーリーがやや把握しずらいのは、途中で監督が交代した事が多少なりとも影響を及ぼしているのかもしれませんね。

第2部以降は作画がやや厳しいか?と思える所もありましたが。まあまあのクオリティを保っていたように思えます。(今川監督の演出と比べればどうしても落ちるけど、もうそれはしょーがないです。あの人が滅茶苦茶すぎる(褒め言葉)だけですし)
でも、(上記の噂が本当なら)今川ファンとしてはEDクレジットにも表記しないのはあんまりだなと思いました。

キャラ面においては、途中で主人公が交代した事が厳しいと思いました。流竜馬をはじめとしたゲッターチームはワイルドさもありすごく魅力的だと思いましたが。
その後を引き継いだ少年「號」は寡黙なキャラで何を考えてるのかよくわからず(もっと喋ってくれ~!)。
中盤あたり、話の牽引力が弱いのでは? とそう感じさせざるを得なかったです。
しかし、敵の得体の知れなさや絶望感等、色々感じさせる所もあり。荒っぽさもあるが魅力を感じさせる話でした。

ラストはグレンラガンの原型にもなっているようですね。(グレンラガンの脚本が、ゲッターロボサーガの編集者だったようですし)
ゲッターで描きたかった壮大な戦いの行く末がグレンラガンだって事をネットで見かけて、確かにそれっぽいなと感じました。

それから、特筆すべきはやはりOP2のHEATSですね! この曲は素晴らしいです。
イントロの時点で完全燃焼できてしまうのでは?と感じる程に、説明不要の暑苦しさ。
影山ヒロノブとゲッターロボとかいう、ガソリンにガソリンをぶっかけて火を付けたような組み合わせで熱くならねえわけがねえんだよ! とそう思いましたね。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 8

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

まさに軍歌

なアニキのOP。めちゃくちゃかっこええwwバカバカしくていいんです。アニキじゃないとぜったいかっこよくないすげえメロディなんだよ。
すまんが後期は好きじゃない。てかなんで変えた・・。

作品は・・・・・最初しかおもしろくないw
ブラックゲッターは超かっこいいんだけど・・という作品。
作品のデキとしては新(NEW)ゲッターのほうがはるかに好きだったりする。ただまぁあっちもすごいおもしろいかっていわれても・・ゲッターだからね・・?

投稿 : 2025/03/08
♥ : 8
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

感情のジェットコースターに乗ってる気分になる

新作アニメ「ゲッターロボアーク」2021年夏公開決定を記念して、平成ゲッターOVAシリーズを期間限定でYOUTUBEにて配信していました。
細かいことは気にせずアクションとロボを楽しみたい方にお勧め。
※グロ多めなのでご注意を。

石川賢先生の漫画版を原作として展開されたOVA作品群の、記念すべき第1作目です。1998年発売、全13話。
色んな意味でこのアニメは伝説かもしれない…。

【物語】
上手く感想が纏められないアニメかも…
最序盤は異常なテンションで、中盤は一度落ち着いて、ラストでまた不思議な勢いで盛り上がっていく。感情のジェットコースターに乗せられますよね(笑)
ネタバレレビューを読む

【作画】
凄いですよね。全体的に見所が多いです。
最初の3話の演出には斬新さが溢れていて、これ以降のゲッターの変形にとても影響を与えているそう。
4話以降はドラマパートでの感情表現のわかりやすさ、多数対多数のバトルの理解しやすさ、合体変形のギミックの活用と巨体感の演出など、ケレン味と安定感がメリハリを作っています。
インヴェーダーが様々な形を取る上、ロボットの種類も多くて作画班は大変だったと思う。作画スタッフの実力の高さも見てとれました。


【声優】
皆さん安定していて素晴らしいです。
3人組で行動することが多い作品で、どのチームも声優さんの声の印象が全く被らないんですよね。キャスティングから既に上手。
私は関智一さんの號の演技が好き。


【音楽】
OPとBGM好きです。EDはアイドルソングみたいで何となく懐かしい。
最終話のEDが「今がその時だ」だったのが嬉しいです。
「今がその時だ」は竜馬達の世代、責任を負わなければならない人達の歌で、「HEATS」は號達の世代、旧世代から託された世界の未来を切り拓く人達の歌なのかなと思っています。


【キャラクター】
3人組の役割の作り方、関係性の描き方が凄く好きです。
ネタバレレビューを読む

【雑感】
雑感というか、川越監督へのエールというか、初視聴当時から思っていた一部のファンへの愚痴というか…。
読み飛ばしてもらって大丈夫です。
ネタバレレビューを読む
(2020.11.8)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

65.6 8 合体で変形なアニメランキング8位
勇者特急マイトガイン(TVアニメ動画)

1993年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (35)
215人が棚に入れました
かつて、東京湾と呼ばれた海上に建設されたヌーベル・トキオ・シティは、自由と平和に満ち溢れた未来都市であった。だが、その陰で巨大な悪が蠢き始め、人々の幸せはもろくも崩れ去ろうとしていた。そんな時、颯爽と正義のヒーローが現れた。その名は旋風寺舞人。彼は『勇者特急マイトガイン』と呼ばれるロボット達と共に、悪人達の野望を次々と打ち砕いていく。ヌーベル・トキオ・シティに勇者旋風が巻き起こるのだった。

声優・キャラクター
檜山修之、中村大樹、巻島直樹、置鮎龍太郎、鈴木勝美、矢島晶子、菊池正美、天野由梨、岸野一彦、緑川光、佐藤正治、叶木翔子、島香裕、梁田清之、菅原正志、水原リン
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて……」

「銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号!
 勇者特急マイトガイン、定刻通りにただいま到着!」


露湖藻(ろこも)雷蔵が熱唱する(中身は坂井紀雄さん)
無敵のロボット「マイトガイン」を称える、ダサ格好いいテーマ曲に乗って、
300系新幹線のぞみやSL等から変形合体を遂げた
“超AI”搭載の主人公機がオーバーな決めポーズと共に敵機に叩き付ける、
この名乗り口上からして、既に発火しそうなほど熱苦しいw

名古屋テレビ&サンライズ制作の巨大ロボットアニメ「勇者シリーズ」
1993年~放送の第四作目。


このシリーズも主要ターゲットはキッズ層ということで、
通常、主人公は平凡な少年だったり、泣き虫な男の子が勇気を振り絞って……。
というパターンも多いのですが、
本作の主人公・旋風寺 舞人(まいと)は異端かつ別格。

ナレーションで「嵐を呼ぶナイスガイ」を自称するこの少年主人公は、
文武共に超人クラスの能力を持ち、若くして大財閥の総帥を務め、
正義の「勇者特急隊」を機体、設備共々“私有”する超大金持ち。

当然、自らの正義には揺るぎない自信を持っており、悪に対しても常に超上から目線。
時に現実的、論理的に破綻していても尚、
正義を掲げ続ける、その言動は、しばしばアブナサを感じる程w
ネタバレレビューを読む

本作は悪役も“エースのジョー”と称されるライバル少年&ライバル機「飛龍」を筆頭に、
相当アクが強い連中が登場しているはずですが、
「嵐を呼ぶ旋風寺」の絶対正義を前に押され気味w
舞人が叫ぶ断罪の台詞に続いて、縦一文字に次々と一刀両断されるのであります。

さらに偶然出会った運命のヒロインのハートも一撃で射止め、決して逃しはしない。
息を吐くようにキザな言葉を吐いても、ひたすら爽やかにキマっている。
勝ち組が勝つべくして勝利し続けるアニメ。
それが『マイトガイン』というロボットアニメなのです。

後年、色々、最強主人公が無双する作品を視聴しても来ましたが、
メンタルや財力も含めた総合力では、
私は未だに舞人を越える最強主人公には出会っていない気がします。

将来、乗り物はことごとく巨大ロボットに変形、合体するに決まっている。
私にとって本作は、『トランスフォーマー』等と並んで、
終わらない夢を植え付けた、宿命の作品なのです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 12

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

かっこよかったな~

銀の翼に望みを乗せて、灯せ平和の青信号!!
数ある勇者シリーズの中で最もハマった作品です。
評価が低めなのはストーリーに関して記憶が定かじゃないことと主人公舞人のせいです。

やっぱり新幹線って子供たちの憧れであり日本の誇りです。ガイン(ナルトじゃないよ!!)は300系で1990年代当時地上世界最速の270km/hの速度を誇る花形車両。ウィング(ガンダムじゃないよ!!)も新在直通ながら最高速度230km/hを記録した400系のエース。長い新幹線の歴史の中で事故が全くないという燦然とした実績が証明する"平和の青信号"。心躍ります。

主人公"舞人"は今で言う俺TUEEEEEEEEEEEEE!!なキャラで、しかも大富豪でイケメンで。。。○ねばいいのに・・・・
今思うとよく見続けたな~。それもこれも特急隊とサリーちゃん(魔法使いじゃないよ!!)の魅力があったからこそ。

20年以上が経った今となってはストーリーはほとんど覚えていません。何しろ小学生でしたし。。。でもOP♫襲いかか~るバイオレンス♫とED♫黒く塗りつぶせ!世界のすべてを!!♫ははっきりと覚えています。

勇者シリーズ・・・復活しないかな~

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

ヒーマ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

熱くなれる作品です。

勇者シリーズはどれをみても最高の作品ばかりです。
ロボット好きならみんな見てるんではないでしょうか!!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

65.3 9 合体で変形なアニメランキング9位
ゲッターロボ(TVアニメ動画)

1974年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (35)
193人が棚に入れました
早乙女研究所で開発されていた宇宙開発用のロボット、ゲッターロボ。しかし、太古の昔、人類よりはるか以前に地上を支配していたハチュウ人類が長き眠りより目覚めて地上奪回を目指して侵攻を始めた。ゲッターロボのエネルギー源として研究されてきた、人類にとっては未知の宇宙線、ゲッター線は実はハチュウ人類を地底へと追いやった元凶だったのである。ゲッター線開発を阻止すべく恐竜帝国の帝王ゴールは早乙女研究所を襲った。テストパイロットと共に実験機を失いピンチに陥る早乙女研究所だったが、浅間学園に通う正義感溢れる3人の高校生、流竜馬、神隼人、巴武蔵の協力によって戦闘用に改装されたゲッターロボが恐竜帝国の魔の手に立ち向かうのであった。

声優・キャラクター
神谷明、キートン山田、西尾徳、吉田理保子、富田耕生、菊池紘子、神弘無、野田圭一

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ひとつの理想は100万パワー

下校途中に雨が上がったりすると、みんなゲッター2になったよね(゜-゜)
 
謎の放射線「ゲッター線」を研究する早乙女研究所の作業用ロボットがゲッターロボ。
三機の飛行機「ゲッターマシーン」が合体することで、陸・海・空の3つの
タイプのゲッターロボになります。

ゲッター線の影響で、機体は大きさや質量まで変化し、なんとも御無体な変形をします。

おもちゃ会社は困ったでしょうね(^_^;)
 
スーパーロボットの中でも異彩を放つ作品ですね(´ω`)
ここから、様々なお話が派生してます(´ω`) 


 

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

当時だからこそ出来たシビアで挑戦的な作品

1974年放送のTVアニメ。全51話。
合体変形ロボットの草分け的作品であり、ダイナミックプロと永井豪石川賢両先生が原案を担当したメディアミックス作品。
石川賢先生の漫画版は同時進行で発表されており、キャラクターの名前とロボットのみ共通の別作品と言った方が適切です。そのくらい全く違います。

当時のロボットアニメは、今のように全体の構成に体系化された王道展開が無いのが特徴ですね。
終戦から30年ほど後の作品で、恐竜帝国とは種の生存をかけて争う展開。スタッフには戦争経験者もいたのかも…と思うくらいシビアな戦争ものです。
ロボットアニメとしては玩具販促を徹底していて、各形態が常に変形しながら戦うのがすごく楽しい。少しおもちゃっぽさがありつつ戦闘内容は凝っていて驚かされます。

録画が一般的ではない時代ですから、一話完結形式で各回展開が早く内容が濃い。
作画は当時としては標準的かな?劇画的な作画も好きですし、動きや表情も生き生きしていて楽しいです。
印象的な劇伴も良いですし、後半になると人気が出たためか挿入歌が充実してきます。ささきいさおさんのゲッターソングってこんなにあったんだね…めっちゃ格好良い。
声優さんも盤石。何人かの声優さんは兼役されているので聞き分けるのも楽しいです。
昔の声優さんたちは発音と発声がハッキリしていて聞き取りやすいですよね。皆さんとても好き。緒方賢一さんは今作がアニメデビューだったそう。


【キャラクター】
「三つの心を一つに」がかなり丁寧に描かれています。
各キャラクターは全体的に味付けが濃い(笑)。皆一長一短で面白いです。
ネタバレレビューを読む

【良かった点】
3人の心を一つに、という基本構造をとても丁寧にやっていて、チームが成立するまでに結構時間がかかっている分応援したくなりました。
そのうえで合体変形を生かした戦闘のバリエーションをやりきったのは特筆すべき点。
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【勿体ない点】
ネタバレレビューを読む

アニメアークをきっかけに視聴しましたが、古い作品にも今の作品には無い鮮烈な面白さがありますよね。これほどシビアできわどい内容は現代では出来ないでしょうし。
長い尺を活かしたドラマと戦闘描写が楽しかったです。


【ツイッターメモ】
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(2021.11.6)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 9

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

私をアニメに引き入れた名作

とにかく当時としては画期的な面白さを持ったアニメで夢中になりました。

主題歌も名曲で当時の子供たちはみんな歌ってました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

61.4 10 合体で変形なアニメランキング10位
超電磁ロボ コン・バトラーV(TVアニメ動画)

1976年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (42)
164人が棚に入れました
東映テレビ部の企画制作によるロボットアニメ第一弾。アニメ映像の実製作は、現在のサンライズの前身・創映社。古代に地球に飛来し、好機を狙っていたキャンベル星人が、悠久の時を経て侵略活動を開始した。科学機関・南原コネクションの南原博士は、合体戦闘巨大ロボのコン・バトラーVを建造。孫娘ちずるを含む5人の少年少女に人類防衛の使命を託す。戦いの中で南原博士を失ったコン・バトラーチームは、なおも侵略者勢と戦う。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、キートン山田、たてかべ和也、上田みゆき、千々松幸子、納谷悟朗、富田耕生、野沢雅子、市川治、つかせのりこ、緒方賢一

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長浜ロマン3部作開幕 5機合体コンバトラーⅤ

東映アニメ事業部の初作品で制作は創映社が行った

原作 八手三郎(いわゆる東映の社員達) 監督 長浜忠夫 キャラデザ 安彦良和 脚本 辻真先他

勇者ライディーンで冨野氏から監督を受け継いだ長浜氏はライディーンの続編を望むが、局側の都合で新作制作となり、スケジュールがひっ迫した
長浜氏はライディーンの制作を招集し短期間で新作の放送にこぎつけたが、冨野氏の動向は分からない

20世紀ロボットアニメは玩具販促が最優先であり、物語性を重視したい制作陣との調整は監督の仕事だった
後に冨野氏は長浜氏のやり方に大きな影響を受けたと語っている

ガルーダ編26話ジャネラ編24話の計50話完走の成功作となった

5機合体ロボコンバトラーと言うことで5人の操縦士がメインとなるストーリーだが、影響力の強さでは紅一点の南原ちずる(上田みゆき)が突出する
現代にも通ずるお嬢様萌えキャラの初の完成型 性格はゆとり気味
もうOPですでにパンチラ パンチラしなきゃ戦闘機に乗れないという定め
安彦の女性キャラでも最高峰かもしれないほど

このロボットの兵器は種類が異常に多くスパロボでも使い切れないほど
最終兵器はおなじみ「超電磁スピン」

玩具販促アニメに大人が夢中になるなどと言うことは、当時はほとんどなかったし、完全に子供向け作品のようだけど、自分は大人になってから全話再視聴し十分に楽しめた
毎回ロボット登場⇒超電磁スピンで倒すの、ロボット戦闘日常アニメから、前半後半それぞれのラストへ向かって少しドラマがあるという長浜流の作品の基本形となった

超電磁ロボコンバトラーⅤ、超電磁マシーンボルテスⅤ、闘将ダイモス
の長浜ロマン3部作は、21世紀ガンダムに続くロボットアニメの大きな潮流を作った歴史的作品群であると考えている

投稿 : 2025/03/08
♥ : 17

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

吹き荒れろ!闘いの風

おそらく、アニメ史上最も身長、体重が知れ渡るスーパーロボット(゜-゜)
 
ヨーヨー、流行ったよね(゜∀゜)
おいらの田舎でも公園に日本コカ・コーラから派遣された外国人がヨーヨー教えに来ました(゜∀゜)
 
ガルーダの秘密には驚きましたね(゜Д゜)
あのストーリーは大好きですヽ(゜∀゜)ノ

投稿 : 2025/03/08
♥ : 12

momomax さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

思い出の作品!

今期のロボものに刺激され、昔の作品を出しました。(笑)
三矢さんが好きでしたね!
作品にも嵌ってて、仮装大会(この当時、コスプレとは言ってなかったと思う)に友人と出ました。
葵豹馬の赤いジャージ改良し、ヘルメットは手作り丸出し。
過去の恥ずかしい思い出(≧∇≦)でも楽しかったぁ~!

今、若かったら絶対好きなアニメのコスプレしてると思う。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

68.0 11 合体で変形なアニメランキング11位
新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (41)
159人が棚に入れました
新幹線超進化研究所は「漆黒の新幹線」が生み出す巨大怪物体から
日本の平和と安全を守るため、「新幹線変形ロボ シンカリオン」を開発した。
シンカリオンとの高い適合率を持つ子供たちが運転士となり、
研究所員たちと力を合わせて強大な敵に立ち向かう!
果たして「漆黒の新幹線」の目的は…。子供たちは日本の平和と安全を守れるのか…。
チェンジ!シンカリオン!

声優・キャラクター
佐倉綾音、沼倉愛美、村川梨衣、うえだゆうじ、竹達彩奈
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

俺の好きな“四文字熟語”は「変形合体」だぁぁ!

観終わって……

色々な意味で“つなぐ”というテーマを押し出した
前向きで明るいロボットアニメの良作だったと思います。

『エヴァ』とのコラボも交えて、“子供向け”のロボット番組と、
内部世界に沈降するなどマニアックな路線を独走した
“大人向け”のロボット作品の趣味とをつなぐ。
(他にも三倍のスピードで動く赤い機体とか、
ジェットストリームなアタックを仕掛ける黒い三機体とか、
『ガンダム』ネタもあって、くすぐったかったですw)


“シンカリオン”の線路で全国各地、地底世界をつなぐ。
鉄道、射撃、地形に剣道。漁に料理。果ては忍術や戦隊ヒーローに至るまで、
多種多様な“好き”をつなぐ。

好きが振り切れ過ぎた人間を“オタク”と敬遠したりネタにしたりする風潮……。
本作でも主人公少年のあらゆる事象を鉄道ネタと結びつける言動には、
置いてきぼりを喰らうことがしばしばでしたがw
このアニメはこうした好きを(ネタバレレビューを読む
と言う設定面でもアシストしつつ、肯定して来るところが清々しかったです。
あぁ、俺……オタクで良いんだなって感じで励みになり?ますw

一方で本当の好きとは何か?と問う件では、
自分に本当の好きはあるのか?と自答させられました。

すなわち、“人気JSユーチューバー”上田アズサが、
自分の動画好きは、他のみんなとは違う、理由のある好きとの、達観を語る場面。

例えば私のアニメ好きは、昔はゲームや映画観るのが主な趣味だったこともあったけど、
時間や集中力が無くなってきて、一話30分以下から見続けられるアニメに比重が移って来た。
とか結構、理由があったりします(苦笑)
少なくとも速杉ハヤトの鉄道レベルにアニメが好きかと言うとそこまでではないかと……。

ただ、本作のバトルシーンでの直球勝負な新幹線の巨大ロボへの変形・合体、必殺技。
毎回、多少シナリオが散乱しても、ロボット観れば、
今日もシンカリオンは楽しかったと幸せな気分になるこの感覚。
これは理由のない好きだと断言できますw

だって、いい年こいて、ロボットなんて何で楽しいの?と問われても、
変形、合体は男のロマンだ!とか理由にならない理由しか浮かんで来ませんものw


誠に残念なことに、最後は実にTBSらしい不可解な製作方針とやらにより、
『ゾイドワイルド』共々、こどもアニメ枠もろとも吹き飛ばされる形で、
打ち切り感が否めない終了となった『シンカリオン』

(※収まらない私のTBSへのさらなる毒舌。アブナイので封印しておきますw
ネタバレレビューを読む

それでも、年末に劇場版公開が発表されて少しは溜飲が下がった私。
当然、お子様連れの観客に混じって観に行くつもりです。
無論、理由なんて必要ありませんよねw


レビュータイトルは「俺の好きな四文字熟語は~だぁぁ!」などと
心情をアピールする大門山ツラヌキの決め台詞が元ネタ。
因みに“四文字熟語”は誤用w
終盤、話のドサクサに、アズサに指摘されて以降、
しれっと“四字熟語”に修正されたのが地味にツボでしたw



以下、過去投稿レビュー


いずれも長いので折りたたみw

【64話迄の感想】ありがとうシンカリオン。ロボット魂は次代に継承された。

ネタバレレビューを読む


【一話感想】日本の未来と鉄道ダイヤはシンカリオンが守り抜く!!


ネタバレレビューを読む

【六話感想】“陸の孤島”北陸にとっての鉄道とトンネル


ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新時代のロボットアニメ。

名前は気になっていた新幹線変形ロボシンカリオンを
Amazonプライムで視聴しました。
76話と長かったですが、完走しました。

主人公の速杉ハヤトくんがタイトル通り新幹線が変形するロボ「シンカリオン」に乗って謎の敵キトラルザスと戦う子供向けロボットアニメです。
勿論ハヤト君以外にも仲間の子供達が登場します。
このアニメはロボに乗るのはほとんど小学生中学生の子供です。
シンカリオンを開発した組織超進化研究所の大人たちや敵組織キトラルザスの幹部も登場します。

変形シーンは3DCGでカッコ良くクオリティ高いです。

ロボアニメとしてはクオリティ高く楽しめました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

個人的には大人よりも子どもをもっとたくさん描いてほしかった(最後まで視聴)※酷評注意※

2018年1月~放送中。
9話くらいまで視聴。

お話は面白いけど、ハヤトの「お父さんのためなら戦いに行く」というような台詞が引っかかって、その時点で正直身が入らなくなってしまいました…
アキタ、ツラヌキ、シノブが登場するまでは見ましたが、親の存在が大きく描かれすぎていてあまり楽しくない。子どもが自分で意志決定をして、自分から積極的に動く作品が見たいのですよ。

幸いその点では現在放送されている他の子ども向けアニメで十分満足できるので、本作は断念としました。
細身のロボットが好みでないというのもあります。
(2018.11.19)


【再視聴感想・最終話まで視聴完了】
2018年1月~2019年6月放送。全76話。
色々思うところがあって、結局最終回まで視聴しました。
最終クールは良い所が多かったと思います。でもすっごく疲れた…
あと、CMパロネタは凄く嫌いでした。

【良かった点】
ネタバレレビューを読む


【苦手だった点】
最終クールは苦手な所がだいぶ減ったのでまだいいんですけど、第1クールから第5クールまではかなり辛かったです。
感情的・感覚的に書いてあるので好きな人は気を付けてください。
ネタバレレビューを読む

子ども達は皆好きだったのに残念な所が多すぎました。
好きな人にはごめんなさいなんですけど、大人さえ出しゃばらなければ、と思わずにはいられませんでした。
(2019.7.22)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

62.2 12 合体で変形なアニメランキング12位
ゲッターロボ アーク(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (56)
145人が棚に入れました
沸騰せよ!熱き魂。
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

パンドラの箱を開いて【暫定感想+ニコ生スタッフコメント文字起こし】

2021年7月放送開始のTVアニメ。1クール予定。
原作は石川賢先生の漫画作品「ゲッターロボ アーク」。
掲載誌 休刊により未完となったゲッターロボサーガの最終章です。
原作未読でアニメ終わってから読みたいんですけど我慢できるかわからない(笑)

【ゲッターロボ作品群について】
簡単にまとめてみます。
ネタバレレビューを読む

【各話感想】
ネタバレレビューを読む

原作者が亡くなった哲学的な側面の強い未完の大作、かつ盟友であり共同制作者である永井豪先生も「ゲッターは石川賢のもの」と漫画版にはノータッチ、漫画版がほとんど絶版、最後のOVAも17年前という環境で、よくアニメ化してくれたなと思います。
誰も開けられなかったパンドラの箱を大胆に開き、その底にある希望を最高の形で見せてくれました。個人的には完璧なラストでした。
3か月間本当に楽しかった…!そしてロスではなくゲッター関連作を漁りたい気分になりますね(笑)。(2021.9.30)

【記録】
2021.10.3 ニコニコ一挙放送放送にてスタッフコメント公開
コメントの文字起こし行いました。
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/08
♥ : 16

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

急ごしらえのような、時限を越した戦い

 母親の仇を捜しに流拓馬が、山岸獏と共に手掛かりをえるため早乙女研究所を訪れたです。その一方で、時空からくる謎の脅威に早乙女研究所は、対抗してたです。神隼人と出会い、ゲッターアークと特にカムイ・シュウとの出会いから運命?は動き出すというわけです。ゲッターの意思とかで、何だかんだ拓馬、カムイ、獏で、ゲッターアークに乗って戦う話です。

 運命は運命で、母親の仇が人類の脅威とつながっていたです。運命の導きだかで、話はトントン拍子に進み、カムイの過去や故郷につながり、敵の本拠地へと誘われたです。
 敵の本拠地の場所など、驚くべき世界が見られたです。目的は達成されるも思わぬ急展開が、終盤に見られるです。

 本当に地球が救われるのか?特に後半の話で、のちに起こる結果から始まり話がつながっていく展開に今まで何していたかわかなくなったです。終わりにおいても中途半端としか言いようがなく、何で放送したのか?疑問を感じたです。納得できないです。

 歌だけは、熱い物を感じるものがあったです。
 ゲッターロボ自体は、スパロボなどで知っていたけど、私が存在していないころに放送されたアニメなので、見た事はないです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲッターの知識があればよかったが…

 
(全話視聴後)
 
ツライ。
何がツライってゲッターロボの知識が一切無いと…。全く知らないキャラや設定や話の流れを過去作から引っ張り出して物語が展開するのがツライ。少々の脳内補完ではついて行けない。
話数が進むにつれソレが顕著になるので、そこで過去作を漁るほどバイタリティあふれる人や、あまり気にせず観続けられる人じゃないと薦める気にならない。

全体的に暑苦しい作品だが決して嫌いじゃなかったので、理解できてればなぁ…と残念に思う。

__________

(3話視聴後)

ゲッターロボは名前くらいしか知らない。でもこうして新作を作ってくれたのなら…と思い視聴。
作中の「ゲッター線」という設定は半世紀ほど前のものだろうけど、こういうのは好き。3話時点でよくわからないが、いろいろ面白い設定があるのかな?

キャラデザで少々ハードルありそうだが、単に悪者を倒してハッピーエンドな作品じゃない気がするので、ちょっと期待して観ていきたい。意外に時間が早く過ぎるので結構楽しくなってるかも。
評価は後日。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

70.6 13 合体で変形なアニメランキング13位
超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説(TVアニメ動画)

2003年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (10)
112人が棚に入れました
エボリューション(合体)することによりトランスフォーマーに新たな力を与える新種のトランスフォーマー「マイクロン」。戦いを好まない彼らは400万年前セイバートロン星を脱出。マイクロンを乗せた船は地球へと墜落する。
400万年後、地球の少年ラッド達が彼らの不時着した宇宙船で発見したひとつのパネルからマイクロンが出現。その復活の信号に応じ、サイバトロンとデストロンの両軍が地球に到着。マイクロンの力を使い、宇宙を我が物にせんとするメガトロン率いるデストロン。ラッド達と協力しマイクロンと宇宙の平和を守るために戦うコンボイ率いるサイバトロン。
地球を舞台に両軍のマイクロン争奪戦が開始される……。

スカイオーダー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

トランスフォーム最高

子供のころに観たアニメなのであまり詳しくは覚えておりませんが、トランスフォーム(変形)や合体する部分が、男心をくすぐらされて興奮したのは今でも覚えています。私が覚えているロボットの中ではトレーラや基地に変形するコンボイとスペースシャトルに変形するジェットファイヤーが合体してジェットコンボイに姿を変えたのが印象的で、実写映画においてオプティマス(コンボイ)とジェットファイヤーが合体したシーンを見た時は感動しました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

62.6 14 合体で変形なアニメランキング14位
惑星ロボ ダンガードA [エース](TVアニメ動画)

1977年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (15)
71人が棚に入れました
緑と資源に溢れた人類希望の星・プロメテ。だが悪の天才・ドップラー総統はこれを我が物とするためドップラー軍団を率いて、大江戸博士率いる人類のプロメテ移住計画=通称プロメテ計画の妨害を開始する。ドップラーの卑劣な罠によって宇宙パイロット・一文字断鉄らによる最初のミッションは失敗に終わり、その全ての責任は断鉄へ濡れ衣が着せられる形で幕を閉じた。それから10年。16歳となった断鉄の息子タクマは「裏切り者」と罵られ続ける父の汚名を雪ぎプロメテ計画を成功させるべく、大江戸の元で宇宙パイロットとしての訓練を受けていた。一方プロメテ計画の進行を知ったドップラーは、戦闘ロボット・メカサタンで計画の中枢となるジャスダム基地があるスペース島へ攻撃を仕掛けてきた。時を同じくして、鉄仮面を被ったドップラー軍からの脱走者がスペース島に現れる。大江戸は類稀なる操縦技術を持つその男にキャプテン・ダンの名を与え、タクマたちパイロットの育成を任せた。熾烈を極めるドップラー軍団の攻撃の中、キャプテン・ダンの厳しい訓練が続く。過酷な試練を乗り越え日々成長していくタクマは、変形メカ・ダンガードAで巨大戦闘空母ジャスダムと共にドップラー軍団と戦っていく。

声優・キャラクター
神谷明、柴田秀勝、富田耕生、銀河万丈、八奈見乗児、キートン山田、吉田理保子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主役メカになかなか乗れない…。

松本零士大先生が原作の、いろいろと異色なロボットアニメ。

もちろん松本零士作の漫画版もありますが、ラストを含めストーリーや設定にアニメと異なる点は多々あります。

「マジンガーZ」、「グレートマジンガー」、「UFOロボ グレンダイザー」と永井豪(ダイナミックプロ)原作だった同一放送枠の先行作品と異なり、「ミケーネ文明」とかのややオカルト(?)な要素はなくなって、わりと普通に「ロボットが出てくるSF作品」といった感じになっています。

ストーリーがかなり進むまで主役ロボのはずのダンガードAは未完成で、OP主題歌でその名は連呼されるものの、なかなかその姿を本編で拝むことができません(笑)。
(途中に主人公機交代はけっこうあっても、こんなロボットアニメは他にはない気がする。)

主人公の一文字タクマはサテライザーおよびダンガードAのパイロットとなるべく他のパイロット候補生とともに激しい訓練の日々を過ごします。この訓練の間は「スカイアロー」という訓練機でひたすらに分離・合体の訓練に明け暮れ、挙句の果てにはスカイアローで敵と戦ったりするような始末。

訓練中の事故で身体を痛めて故郷に帰ってしまう訓練生が出るなど、ロボットアニメというよりはちょっとしたスポ根もののような有様でした。

人気のあったマジンガーZやグレートマジンガーと異なり、再放送の機会にはあまり恵まれなかった作品だったと記憶しています。

[以下、あにこれの「あらすじ」に書いてある内容への補足(?)]
冥王星(現:「準惑星」、放映当時はまだ「第九番惑星」扱い)のさらに外側に資源的に有望な第十番惑星が見つかり、「プロメテ」と命名されます。そしてその惑星開発用に「サテライザー」およびそこから変形するロボット「ダンガードA」が開発されます。

ところがドップラー博士がプロメテの資源を含む利権の独占を狙い、自らが総統であるドップラー軍団を組織してプロメテの開発計画を妨害し、独自のプロメテ開発用母艦プラネスターを建造して宇宙進出を目指します。

当初は惑星開発に使われるはずだったダンガードAおよびその母艦ジャスダムは、ドップラー軍団との戦闘を前提とした仕様に改められて完成するのです。

[おまけ]
ドップラー総統は趣味なのか、作中でパイプオルガンを演奏するシーンがあります。演奏する曲はいつも同じなのですが、この曲がカッコ良くて大好きでした。当時、真似して演奏していた記憶もあります。いま弾けるかどうか微妙ですけど。

聴ける機会がありましたら、是非どうぞ!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 19

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

耐えろしごき 超えろ限界

とっても珍しい、松本零士原作のスーパーロボットアニメ(゜∀゜)
 
巨大ロボット否定派の松本零士らしく、ダンガードAはなかなか登場しません(゜Д゜)
スポンサーが痺れを切らしたくらいですd(`・ω・´)
 
相対的には「早すぎたアニメ」とでも評するべきですかね(^_^;)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 6

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

一番大きな変化は松本零士だと言う事。

マジンガーシリーズの直系で、
グレンダイザーの次作品となるが
一番大きな変化は永井豪ではなく、
松本零士だという事。
ただ、松本零士が巨大ロボを担当したのはこの作品だけのはず、、、
(そう言えば、このアニコレの表紙に使われている
扉絵は松本零士色がよく出ていますね)

まず、何はなくともあの鉄仮面キャプテン・ダンですね。
(本名が一文字断鉄というのもスゴイ)
そして、巨人の星を訪仏させるかのようなシゴキ。
顔が仮面だけに、シゴキが凄惨に見えたものです。

そしてトニーハーケンを隊長とするハーケン特別攻撃隊の存在。
特にハーケンは残虐非道で、使う武器が鞭と言うのもスゴイ!
ただ、その顔は目をのぞけば(髪型も含め)花の子ルンルンに
そっくりだった。
そう言えば、敵の親玉は当時珍しいハゲだった。
むむ、、ダンガードAも最終形態になる前に一瞬ハゲになる!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

計測不能 15 合体で変形なアニメランキング15位
ゲッターロボ號(TVアニメ動画)

1991年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (8)
52人が棚に入れました
西暦200X年、北極に建造された多国籍開発基地「ポーラー・ステーション」を乗っ取った狂気の科学者「ドクターランドウ」は巨大ロボット「メタルビースト」の軍団を率いて世界征服に乗り出した。日本の防衛庁はそれに対抗するため、北海道のサロマ湖畔にあるNISAR(ネイサー、日本国際航空宇宙技術公団)の所有する宇宙開発用ロボット「ゲッターロボ」に協力を要請。当初はゲッターロボを戦闘に使用することに難色を示していたNISARの橘博士だったが、戦いの中で息子の信一が命を落としたのをきっかけに、ゲッターの戦闘用強化に本腰を入れることになる。

声優・キャラクター
草尾毅、小林優子、神谷明、永井一郎、金丸淳一、佐藤正治、田の中勇、郷里大輔、阿部道子、池水通洋、原えりこ
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイプは違うが、まごうことなきゲッターロボ

1991年放送開始のTVアニメ。全50話。
ゲッターロボ、ゲッターロボGに続くゲッターシリーズのアニメ作品。
他のゲッターシリーズとの繋がりは無いものの、石川賢作の漫画版ゲッターロボ號とはキャラクター名と主役ロボットのみ共通しています。

ゲッター関連作であること、シリーズ構成が星山博之さんであることに興味を持って視聴を開始しました。

実はこの「ゲッターロボ號」は本放送当時、バンダイグループのユタカがメインスポンサーとして玩具をリリース。完全変形のゲッターロボ玩具を売り出すという、とても意義のある挑戦をしています。(現在では権利関係が難しく、他のOVAなどにはゲッター號を登場させにくいというジレンマも抱えることになってしまったのですが…)
当初石川賢先生は新しいゲッターロボの漫画連載には消極的だったけれど、この玩具を見て乗り気になったという話もあるくらい。最近ではバンダイの超合金魂シリーズで完全変形の玩具が発売されていたりします。

【物語】
橘博士の手により、宇宙開拓のためにG鉱石で開発されたゲッターロボ。一文字號、橘翔、大道剴はゲッターロボに乗り込み、プロフェッサー・ランドウが世界征服のために送り込むメタルビーストと戦うことに。

ネタバレレビューを読む


【キャラクター】
號、翔、凱のゲッターチームがとにかく仲良しでいつも和みます。
ネタバレレビューを読む


【全体感想】
「3人の心を一つに」というアニメ版の通底するテーマ、「愛する者がいる限り戦い続ける価値はある」という漫画版に通底するテーマ、二つを共に体現する作劇を貫いてくれて本当に良い作品でした。

ネタバレレビューを読む


【Twitter各話感想】
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投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

71.1 16 合体で変形なアニメランキング16位
劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X(アニメ映画)

2019年12月27日
★★★★☆ 3.9 (13)
49人が棚に入れました
地球を奪うため、新たな敵・ナハネ、オハネフそして謎の巨大怪物体が宇宙から現れた!そのすべては、超進化研究所が密かに開発を進めていた「シンカリオン ALFA-X」が鍵を握っている…!?平穏な日々を過ごしていたハヤトら<チームシンカリオン>の戦いが再び幕を開ける――!!突然の敵の攻撃により父・ホクトが行方不明になってしまい、不安を隠せないハヤト。そこに現れたのは、なんと時空を超えてやってきた“9歳のホクト"だった! 光の粒子に包まれてタイムスリップしてきた<少年ホクト>は、地球を守るため、そして元の世界に戻るため、最新技術を結集し完成した「シンカリオン ALFA-X」の運転士になることを決心する。二人の想いとともに、北海道支部・山形支部・大宮支部・名古屋支部・京都支部・門司支部から集結した<チームシンカリオン>は宇宙最強の敵に立ち向かう!チームシンカリオンは日本の平和と安全を守ることができるのか!ハヤトは父・ホクトと再会することができるのか!?

声優・キャラクター
佐倉綾音、沼倉愛美、村川梨衣、真堂圭、竹達彩奈、杉田智和、雨宮天、うえだゆうじ、山寺宏一、釘宮理恵、伊藤健太郎、吉田鋼太郎
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青函トンネルを抜けたら……そこは時空を越えた夢のコラボワールドでした♪

ロボットに変形合体可能な同名「プラレール」シリーズのTVアニメ化作品(全話視聴済)の劇場版。


【物語 3.5点】
TVシリーズの“黒い粒子”に加え、本作では時空をも越える“白い粒子”の設定が追加。
新幹線を通じて全国津々浦々を結ぶ横への展開に、時代を前後する縦の展開も重なり、
シリーズ拡大の可能性(何でTVアニメ打ち切ったんだよ!との無念?)を見せる。

ただ、内容は概ね“全車集結!”のキャッチコピーを有言実行するためのロボットお祭り映画。
時空超越設定も例えばネタバレレビューを読む等とのコラボレーションに費やされる。
新幹線ロボや巨大怪物体(ゲスト含む)が
スクリーンでプロレスしているだけで幸せになれる方ならば満喫できる。


【作画 3.5点】
作画レベルは安定時のTVアニメ版クラス。
既出の「シンカリオン」各機の変形合体カットもTVアニメ版準拠。
劇場版クオリティという観点から見れば標準的な作画。

改めて評価ポイントとして挙げたいのは新規の変形合体カットについて。
本シリーズのメカニックデザイン担当・服部 恵大氏は、
素材となる新幹線の各パーツをPC上で分解し組み立て「シンカリオン」を構築。

素材の個性も残しつつ、格好いいロボットとして成立させる。
しかも後に新作「プラレール」としてリアルで商品化するので誤魔化しが効かない。
という相当難度の高い3Dパズルをこなして来ているわけですが、
本作の「E5はやぶさmkⅡ」と新登場の「ALFA-X(アルファエックス)」との“リンク合体”等は、
完全に後付けの無茶振り設定であり、そこを無事合体させる手腕は職人芸の域。
ここもやはりロボットアニメファン必見。


【声優 4.0点】
少年主人公役もすっかり板についた佐倉 綾音さんを始め、
少年“運転士”役キャスト陣らが盤石の演技。
主人公ハヤトのゲスト相棒役を務めた釘宮 理恵さんの少年ボイスも良好で、
“大きなお友達”のショタ需要も充足。

敵役として招かれた伊藤 健太郎さん&吉田 鋼太郎さんの俳優陣も、
これまでのアニメ映画出演の経験も生かしてか違和感なし。

本シリーズには隠れた課題として、
初音ミク並びにボーカロイドは声優に取って代わり得るか?という問いもありましたが、
結論するとボーカロイドやAI等が声優を脅かすのはもう少し先の話になりそう。
但し“運転士”ミクも“本職”では意地を見せてくれるので、ボカロファンは要注目。


【音楽 4.5点】
TVアニメ版から継続使用された明快な劇伴がロボットバトルに寄与。
BOYS AND MENのED主題歌「ガッタンゴットンGO!」は
TVアニメ版OP主題歌「進化理論」を“延伸”した風味の無難な佳作。

特筆すべきは、コラボ関連ソングの充実。
例えばネタバレレビューを読むといった、
コラボ作品のアイコンとなる楽曲まで引っ張って来た。
総力戦に拍車をかけた営業の頑張り?を好評。


【キャラ 4.0点】
相変わらず新幹線の先頭車両を“ご尊顔”と敬称する鉄オタ主人公ハヤトら、
「好き!」を振り切った、濃い趣味の小学生“運転士”等、個性的なキャラは健在。
ゲストでも魅せつつ、従来キャラもほぼ総出演させ見せ場を作る、
総力戦をお子様でも完走可能な尺で実現した、お祭り主催者の手腕を評価。



【感想】
俺の好きな“四文字熟語”は「変形合体」だ!という
私のようなロボットアニメファンには堪らない映画でした♪

てか、どんだけ「グランクロス」連発すんねんwいいぞ!もっとヤレ!
といった感じで盛り上がりました♪


私が一つセンスを感じたのは、北海道・函館という舞台設定について。

儚く消える北国の雪と、時空を越える力をも秘めているけど不安定な“白い粒子”が、
シンクロして何とも言えない風情を醸し出しています。

状況に応じて、新幹線で最適な場所さらには時代にアクセスする。
新幹線ロボットアニメのフットワークの軽さを再認識した劇場版でした♪


また個人的にはコラボを通じて私が長らく逃げ回ってきた
ネタバレレビューを読む鑑賞の決意も後押ししてくれた。
実に有意義な劇場鑑賞でした♪


付記:名古屋のご当地男性アイドル・BOYS AND MENのみなさん。
本作ED主題歌でのオリコンウィークリーランキング1位獲得おめでとうございます♪

2020年代最初のオリコン1位だった件は是非とも後世に語り継ぎたい史実です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

白い粒子による現在と未来につなげる、過去との出会い

 2019年、令和元年、最後に見たアニメは、「劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」だぁ!です。

 始まりから始まる某アニメの宣伝を兼ねた出だし、とある工事現場の出来事が、この物語を導くのです。

 ハヤトくん親子でいく北海道旅行どうなっていくのか?です。即、北海道と言ったら再び出てくるあのキャラの登場もしかり、巨大怪物体ならぬ、超有名生物の出現は、ある意味アニメを越していたです。

 一方、とある宇宙でうごめく新たな敵の陰謀、彼らヴァルハランの正体は如何にです。

 ハヤトくん親子の前に現れた白い粒子。生物としか言えない巨大怪物体が、立ちはだかること原因で、思わぬ事態へとです。

 ブラックシンカリオン・オーガとの激戦から、秘密裏に開発されたALFA-Xとは、一体です。一番最初の現場から出てきたとされる車両の因果関係は?です。

 気を失ったときに引き込まれた、TVでも出てきたあの世界観は、ゲスト世界としか言えなかったです。
 気がついたハヤトくんが見た子供は、話し方がハルカちゃんにそっくり、誰だろうはわかることになるです。お父さん行方不明、どこに行ったの?です。

 物語の根底に関わることになるその少年は、危険にさらされながらも、ハヤトくんと奇跡を起こすのです。

 チームシンカリオンの出動、和解したエージェント達との協力が、新たな敵から勝利を摑むのです。
 斬新な変形、夢のオーバークロス合体は、必見です。
 勝利を得た先に訪れる光景は、私にはどこか「これで、いいのだ!」だったです。

ネタバレレビューを読むまぁ、細かいことは気にしなくていいかもしれないです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

期待以上!!!!!

ネタバレを見る前に観に行きなさい!




TV本編にも、レギュラーキャラとして初音ミクが登場し、
エヴァンゲリオンとコラボをするなど話題にこと欠かさなかったシンカリオンの劇場版です。
JR協力で、配給は東宝、アニメーション制作OLM

評判は「対象年齢が俺たち」「児童向けの顔をした中年向けアニメ」


何が起きるかわかりますか??


シアターにいるのが私ひとりだったら、興奮で叫んでましたね。


ああ、シンカリオンを忙しさにかまけて後半観ていなかったのが悔やまれる。

シンカリオンの一番の良さって綺麗な家族愛だと思うんですが、絶妙な演技が滲みるんですよ。それは幼い時代には感じなかった感情。
それを丁寧に、丁寧に描いています。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3
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